雨のブログ

人生の雨季に本を読む

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

【書評】失敗の科学(マシュー・サイド著)

Photo by Liza Summer from Pexels『失敗の科学』というタイトルからは、失敗が起こる原因を科学的に分析して、失敗の発生を最小限にする方法を探る本かと思ってしまいます。しかし、本書は失敗を無くすどころか、むしろ失敗が無くならないことを前提に失敗…

【書評】両利きの経営(チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン著)

企業が、サクセストラップに陥らず、パフォーマンスを上げ続けるには、(1)自社の持つ一定分野の知を継続して深掘りし、磨きあげていく「深化」と、(2)自社の既存の認知の範囲を超えて遠くに認知を広げていく「探索」の両方が大事だという主張の本です…

【書評】なぜ人と組織は変われないのか(ロバート・キーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー著)

人は何歳になっても成長できる 課題には技術的な課題と適応を要する課題とがある 「免疫マップ」で変革を阻害するに隠れた意図に思いをめぐらす 免疫マップの考え方は個人でもチームでも有効 そしてやはり心理的安全性が大事 『人に頼む技術』を読んで、仕事…

好きな英治出版の本10選

はてなブログ10周年おめでとうございます。 10周年特別お題「好きな◯◯10選」ということで、いろいろ考えましたが、最近、私の本棚に気づいたら増えていた英治出版の本を10冊ピックアップしようと思います。 英治出版(エイジシュッパン)とは 1冊目:チーム…

【書評】ビジョナリー・カンパニー・ZERO(ジム・コリンズ著)

中小企業向けのビジョナリー・カンパニー 約30年前の著作をアップデート 仲間が大事 諦めない心が大事 なんか総花的な内容 Image by Jill Wellington from Pixabay 中小企業向けのビジョナリー・カンパニー 言わずと知れたジム・コリンズさんの『ビジョナリ…