雨のブログ

人生の雨季に本を読む

リーダーシップ

「とは言え、ゼロベースで検討しませんか?」

M&Aのプロジェクトでは、実行するかしないかを決めるための事前調査として、デュー・デリジェンスが行われます。 財務面、法務面、ビジネス面でそれぞれ関係者にヒアリングを行ったり、資料をかき集めてもらって提出を求めたりします。デュー・デリジェンス…

【書評】失敗の科学(マシュー・サイド著)

Photo by Liza Summer from Pexels『失敗の科学』というタイトルからは、失敗が起こる原因を科学的に分析して、失敗の発生を最小限にする方法を探る本かと思ってしまいます。しかし、本書は失敗を無くすどころか、むしろ失敗が無くならないことを前提に失敗…

【書評】両利きの経営(チャールズ・A・オライリー、マイケル・L・タッシュマン著)

企業が、サクセストラップに陥らず、パフォーマンスを上げ続けるには、(1)自社の持つ一定分野の知を継続して深掘りし、磨きあげていく「深化」と、(2)自社の既存の認知の範囲を超えて遠くに認知を広げていく「探索」の両方が大事だという主張の本です…

好きな英治出版の本10選

はてなブログ10周年おめでとうございます。 10周年特別お題「好きな◯◯10選」ということで、いろいろ考えましたが、最近、私の本棚に気づいたら増えていた英治出版の本を10冊ピックアップしようと思います。 英治出版(エイジシュッパン)とは 1冊目:チーム…

【書評】ビジョナリー・カンパニー・ZERO(ジム・コリンズ著)

中小企業向けのビジョナリー・カンパニー 約30年前の著作をアップデート 仲間が大事 諦めない心が大事 なんか総花的な内容 Image by Jill Wellington from Pixabay 中小企業向けのビジョナリー・カンパニー 言わずと知れたジム・コリンズさんの『ビジョナリ…

【書評】チームが機能するとはどういうことか(エイミー・C・エドモンドソン著)

即興的なチームでも成果を出す 著者は心理的安全性の研究者 チーミングできる人を増やすのが本書の目的 「実行する組織」vs.「学習する組織」 チーミングの行動 心理的安全性を高める方法 想定される反論 心理的安全性の確保に向けて Image by Free-Photos f…

【書評】企業変革力(ジョン・P・コッター著)

職場にも変わってほしい 著者の紹介 企業変革を進める8段階プロセス 企業変革を進めるリーダーシップ 自分の会社を振り返ってみると まずは仲間あつめから Image by fahribaabdullah14 from Pixabay 職場にも変わってほしい うつで休職していると、つらつら…

【書評】リフレクション 自分とチームの成長を加速させる内省の技術(熊平美香著)

「内なる言葉」を探りたい 認知の枠組みを整理するフレームワーク「認知の4点セット」 基本的なリフレクションの方法 リフレクションの活用シーン リフレクションは「対話」のツール 著者のあきらめない姿勢に感銘を受ける Photo by Dan Boțan on Unsplash …

【書評】2020年6月30日にまたここで会おう(瀧本哲史著)

1年遅れの出席 著者の紹介 伝説の魂の講義 「自分の力で今の世の中を変えていけ!」 聞く人の胸に火をともす講義 Image by Joanna Whittaker from Pixabay 1年遅れの出席 以前から読みたいと思って買っていた『2020年6月30日にまたここで会おう』。2020年6月…

【書評】謙虚なリーダーシップ(エドガー・H・シャイン、ピーター・A・シャイン著)

謙虚なリーダーなんてあるの? 著者の紹介 個人的な関係を重視するスタイル これからは「謙虚なリーダーシップ」が求められそう まずはチームメンバーにもっと関心を持とう Photo by fauxels from Pexels 謙虚なリーダーなんてあるの? グイグイいけない管理…

【書評】リーダーシップに出会う瞬間(有冬典子著)

グイグイいけないリーダー 新米リーダーの成長ストーリー 小説のあらすじ 成人発達理論とは 自分なりのリーダーシップ グイグイいけないリーダー 会社での私のポジションは私を含めて6人のチーム(メンバー全員が私の先輩にあたります)のリーダー(管理職…