【書評】人に頼む技術(ハイディ・グラント著)
- 頼みごとが超絶苦手な私
- 頼みごとを相手に正しく伝える方法
- こんな頼み方はいけない
- 著者はベストセラー作家の社会心理学者
- 人は誰かの助けになりたいと思っている
頼みごとが超絶苦手な私
人にお願いすることが超絶苦手な私。この『人に頼む技術』を読んで、意外と人は人を助けたがっている、助けることで自分の善性を感じたがっているという学びがありました。【書評】2020年6月30日にまたここで会おう(瀧本哲史著)
- 1年遅れの出席
- 著者の紹介
- 伝説の魂の講義
- 「自分の力で今の世の中を変えていけ!」
- 聞く人の胸に火をともす講義
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1年遅れの出席
以前から読みたいと思って買っていた『2020年6月30日にまたここで会おう』。2020年6月までには読むつもりでしたが、なかなか気が乗らず、積読にしていました。今思えば、その頃からうつで長い文章を読むことがしんどい状態だったのだと思います。
休職させてもらったことで、時間ができ、体調が戻ってきたこともあり、1年遅れてしまいましたが、本書を手にとりペラペラめくっていました。すると瀧本さんのお話の熱量にどんどん引き込まれていき、気づいたらあっという間に読み終えてしまいました。
【書評】謙虚なリーダーシップ(エドガー・H・シャイン、ピーター・A・シャイン著)
- 謙虚なリーダーなんてあるの?
- 著者の紹介
- 個人的な関係を重視するスタイル
- これからは「謙虚なリーダーシップ」が求められそう
- まずはチームメンバーにもっと関心を持とう
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謙虚なリーダーなんてあるの?
グイグイいけない管理職だった私は、管理職失格と思っていました。しかし、本書のタイトルにある謙虚(というより引っ込み思案)なリーダーシップというスタイルがあるのなら、私にも真似することができるかも知れない、リーダーだからってグイグイ行かないで良いのならそうしたいと思い、本書を手に取りました。
続きを読む【書評】リーダーシップに出会う瞬間(有冬典子著)
- グイグイいけないリーダー
- 新米リーダーの成長ストーリー
- 小説のあらすじ
- 成人発達理論とは
- 自分なりのリーダーシップ
グイグイいけないリーダー
会社での私のポジションは私を含めて6人のチーム(メンバー全員が私の先輩にあたります)のリーダー(管理職)でした。後悔しているのは、所属するチームのメンバーにどのように振る舞ったらよかったのかということが分からないまま、私自身がうつで休職してしまったことです。自分としては外向的な性格ではないし、ビジョンを示して周りをグイグイ巻き込んでみんなを引っ張っていくタイプではないと思っているので、そういう自分が管理職を務めるのは荷が重いとつねづね思っていました。そういう嫌々リーダーを務める気持ちがチームメンバーに接するときにも消極的な態度として表れてしまったかも知れません。メンバーにとっては頼りない管理職だったと思います。管理職として迷いがあったときにTwitterで本書を勧めている人がいたので、読んでみました。「成人発達理論」というものは知りませんでした。
続きを読む【書評】エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン著)
- 「より少なく、しかしより良く」
- 著者の紹介
- 「エッセンシャル思考」と「非エッセンシャル思考」
- エッセンシャル思考を常に実践すべき
- 実践に向けた2つの壁-「断る技術」と「人に頼む技術」
「より少なく、しかしより良く」
5年ほど前に知り合いのコンサルタントから『エッセンシャル思考』という本を貰いました。そのコンサルタントは自分の部下に自分が読んで感銘を受けた本を全員分買ってプレゼントするのだそうです。曰く、本は数千円で古今東西の天才が発見したメソッドや成功パターンを知れるので、そこらへんに研修に行かせるよりはるかにコストパフォーマンスの良い研修方法だ、とのこと。なぜかクライアント側の私にも本をくれて(強化研修が必要と思ったのかも知れません)、本をいただいたその時もじっくり読んで感心し、「あれもこれも」手を出すのは止めて「より少なく、しかしより良く」を実践してみようと思ったのでした。
しかし、忙しさにかまけているうちに実践がおろそかになり、その後うつで休職するに至ってしまいました。休職した際になにげなく本棚から本書を引っ張り出してきて読んでみたところ、これを心掛けていれば休職にならなかったのでは、と改めての気づきがあったので、今度は忘れないようにアウトプットしておこうと思いました。
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