【書評】メモの変態が手帳をスマホに変えた理由(堀越吉太郎著)
- 発信は人のためになる
- 著者は元アナログな経営コンサルタント
- 「ずるいスマメモ術」は真っ当なものだった
- 発信することについてのハードルが下がった
発信は人のためになる
『アウトプット大全』を読んで、インプットしたことをアウトプットしなければ現実世界に何らインパクトを与えない、ということが理解できました。
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【書評】経済学に何ができるか(猪木武徳著)
- 経済学ってナンなん?
- 経済学は完全な治療法が求められて困る
- 経済学にできることは限られている
- 貧困問題への経済学的解決策は
経済学ってナンなん?
むかしから経済学が苦手で、言っていることは分かるのだけれど「で、それが何なの?」という思いが拭えません。
休職中に時間があったので、経済学への苦手意識を取り去りたいと薄い入門書から分厚い教科書まで図書館で借りて読んでいました。それでも理解できず。
やはり経済学って役に立つの?と思っていたところに、「経済学に何ができるか」というタイトルの本書を見つけたので、読んでみました。
著者の猪木武徳さんは、元大阪大学経済学長で、大阪大学名誉教授です。労働経済学がご専門とのこと。クラシック音楽にも造詣が深く、新潮社の「考える人」というサイトで持っていた連載が最近『社会思想としてのクラシック音楽(新潮選書)』という本になっています。
続きを読む【書評】「言葉にできる」は武器になる。(梅田悟司著)
- アウトプットしたくても言葉が出てこない
- 著者は電通のコピーライター
- 「外に向かう言葉」と「内なる言葉」
- 洗練されたKJ法
- もしかすると「U理論」なのかな?
- 言葉で人を動かすことはできない。動きたくなる空気をつくる
アウトプットしたくても言葉が出てこない
『アウトプット大全』を読んで「ふむふむ、なにはともあれアウトプットしないことには世界は変わらないよね」などと、これまでのアウトプット不精を反省したところです。著者は電通のコピーライター
著者の梅田悟司さんは電通のコピーライターで数々の賞を受けているいわば言葉のスペシャリスト。缶コーヒーのジョージアのCMで世界観が印象的だった『世界は誰かの仕事でできている』も梅田さんのコピーライティングです。 続きを読む【書評】Learn Better(アーリック・ボーザー著)
- 効率の良い勉強方法
- 著者の紹介
- 学習する力は現代でもっとも重要な能力のひとつ
- さてどのように実践するか
効率の良い勉強方法
うつで休職中に、やることが無いので図書館でふだん読まない経済学のジャンルの本を借りて読んでいました。以前からもう少し経済を理解したいと思っていたからです。しかし、経済学と相性が悪いのか、分からないものを分からないまま読むのは苦痛でした。
特にうつの状態だと、『うつヌケ』という本の著者が経験したと書いていましたが、脳みそを「濁った寒天」が覆っているようなモヤモヤした感覚が私にもあり、長文を読んでも頭に入ってこなくてしんどい。この時期にあえて脳に苦痛を与える必要はないのかも知れませんが。
そこで、何か脳に楽な勉強方法がないか、と期待して本書を手に取りました。
結論としては、「学習にコンフォートゾーンはない」とのことで、脳に楽な勉強方法はなさそうだということが分かりました(当たり前か。。)。むしろ脳に定着させるために効率の良い勉強の仕方が本書には書かれていたので、忘れないように記録しておこうと思います。
【書評】学びを結果に変えるアウトプット大全(樺沢紫苑著)
- 『〇〇大全』が流行ってます
- 著者の紹介
- インプットとアウトプットの黄金比は3:7
- 読書感想テンプレート
- アウトプットのハードルを下げるカタログ
- 日記とブログを始めます
『〇〇大全』が流行ってます
私は書店に行くことが好きです。書店の店頭で新刊本の表紙やタイトルを眺めているだけで、いろいろな人の関心事やトレンドが分かるからです。特にビジネス書の棚が好きです。「人に頼む技術」「チームが機能するとはどういうことか」といったタイトルの本が並び、自分と同じような悩みを持っている人が多いのだろうなと思わせてくれるところで変に安心できるからなんだと思います。
ビジネス書の棚で最近気づいたのは、『〇〇大全』というタイトルの本が多いなということです。目についたものを挙げると、
等々。百科事典のような感覚でこれ一冊あればこのジャンルはとりあえず大丈夫と思わせる力が『〇〇大全』というタイトルにはあります。自分の知りたいジャンルに『〇〇大全』という本が出ていたらついつい手に取ってしまいますものね。
私はアウトプットの仕方に悩みがありましたので、『アウトプット大全』を手に取ったところ、はしがきにあった
人生を変えるのは、アウトプットだけ
という力強い言葉に惹かれ読むことにしました。
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