雨のブログ

人生の雨季に本を読む

ガラクタ入れの箱

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休職することになりました

会社でパワハラを受け、うつ病で倒れてしまい、初めて会社を休職することになりました。

これまで会社で10数年間、頼まれごとはできるだけ断らず、できませんは言いませんというスタイルで過ごしてきました。自分が我慢をすれば済むと思えば、深夜のサービス残業だって、不本意な異動だって、炎上しているプロジェクトへのアサインだって受け入れてきました。仕事の報酬は仕事、会社とはそういう我慢の連続の場所なんだと思っていました。

しかし、休職することになって、静かに来し方を振り返ってみると会社で何ひとつ自分が主体的に成し遂げたことが無いということに気づきました。加えて仕事を押し付けてきた側の人間がどんどん成果を上げたり出世したりしていることに気づき、ようやく憤りを覚え始めました。

「これではいけない」「こんな自分じゃ嫌だ」という思いがふつふつと湧いてきて、「変わりたい」と強く思うようになりました。

そのためには、自分の思いを言葉にしたり、卑近な例では仕事を抱え込まず人に頼みごとをしたりすることが必要です。自分のことを言葉で表現できなければ仕事を進めることも、大げさに言えば自分の人生を生きることもできないのではないかということに、ようやく思い至ったことになります。

 

これからは自分の思いを大事に

私は押し付けられた仕事を含めて新しいことに取り組むにあたっては自分なりにいろいろ勉強をしてきました。ただ、それらは受け身の勉強だったこともあり、何ら体系だっておらず、キャリアと呼べるほど専門性も無い雑多なものです。

何より聞かれたら応えられる程度のインプットしかできておらず、自分から主体的に勉強した内容をアウトプットできないものでした。そのことに気づき、自分がなんだか雑多にモノを投げ込まれたガラクタ入れの箱だったように思えて改めてみじめな気持ちになりました。

 

さて、自分のことを表現するといっても、ガラクタ入れの箱には表現すべき中身がありません。仮に表現したいことがあったとしてもその術を知りません。 

そこでまず自分の学んできたことを振り返り、読書をした記録を取ることをこのブログで始めていくことにしました。そして徐々に内なる自分の言葉を磨き、自分を表現できるようになって、自分の人生の操縦桿を取り戻していきたいと思います。