雨のブログ

人生の雨季に本を読む

【書評】チームが機能するとはどういうことか(エイミー・C・エドモンドソン著)

  • 即興的なチームでも成果を出す
  • 著者は心理的安全性の研究者
  • チーミングできる人を増やすのが本書の目的
  • 「実行する組織」vs.「学習する組織」
  • チーミングの行動
  • 心理的安全性を高める方法
  • 想定される反論
  • 心理的安全性の確保に向けて

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即興的なチームでも成果を出す

『謙虚なリーダーシップ』を読んでメンバーとの良好な関係性を基盤としてチーム作りを行うことの大事さを学びました。その際にチーム内の「心理的安全性」についてもっと知りたいと思い、「心理的安全性」の研究で有名なエイミー・C・エドモンドソン教授の著書『チームが機能するとはどういうことか』を読みました。

本書を読んで、固定的なチームでも即興的なチームでも成果を出すために心理的安全性が大事であること、そのためのリーダーシップについて分かりやすく学ぶことができました。

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【書評】企業変革力(ジョン・P・コッター著)

  • 職場にも変わってほしい
  • 著者の紹介
  • 企業変革を進める8段階プロセス
  • 企業変革を進めるリーダーシップ
  • 自分の会社を振り返ってみると
  • まずは仲間あつめから
 

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職場にも変わってほしい

うつで休職していると、つらつら考えます。早く復職できるように自分自身が持つ認知の歪みを直さなければいけないと。それとともに、職場にも変わってほしいなとも思いました。
今の職場は悪い意味で官僚的で、上司からはパワハラやマイクロマネジメントを受け、自由な発想や発言が抑えられる息が詰まるような職場です。そうではなく、心理的安全性が確保され、失敗からも学習する職場であってほしい。職場を変えるにはどうしたらよいか、その方法が書かれていると思われる本書を手に取りました。
本書で企業変革を実現するための8段階のプロセスと、このプロセスに含まれる推進力、つまりリーダーシップについて書かれています。

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【書評】影響力の武器(ロバート・B・チャルディーニ著)

  • 人を動かす影響力の武器
  • 著者の紹介
  • 人にYESと言わせる
  • 信号刺激による反応
  • 避けがたい「影響力」

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人を動かす影響力の武器

2019年に47歳の若さで急逝された瀧本哲史さんが著書『読書は格闘技』のなかで『人を動かす』との対比で本書を勧めていました。

読書は格闘技 (集英社文庫) 人を動かす 文庫版

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【書評】THE CATALYST 一瞬で人の心が変わる伝え方の技術(ジョーナ・バーガー著)

  • どうせなら伝え方も学ぼう
  • カタリストってなに?
  • 前提として信頼関係が大事
  • チェックリストのように使おう

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どうせなら伝え方も学ぼう

人にお願いすることが超絶苦手な私も、『人に頼む技術』を読んで、意外と人は人を助けたがっている、助けることで自分の善性を感じたがっているということを知り、少しずつ気楽に頼み事ができるようになってきました。

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【書評】リフレクション 自分とチームの成長を加速させる内省の技術(熊平美香著)

  • 「内なる言葉」を探りたい
  • 認知の枠組みを整理するフレームワーク「認知の4点セット」
  • 基本的なリフレクションの方法
  • リフレクションの活用シーン
  • リフレクションは「対話」のツール
  • 著者のあきらめない姿勢に感銘を受ける

f:id:epascal:20210925182539j:plainPhoto by Dan Boțan on Unsplash 

「内なる言葉」を探りたい

『「言葉にできる」は武器になる』で人に伝わるメッセージを組み立てるには「外に向けた言葉」のスキル(レトリックなど)に先立って自らの「内なる言葉」を探ることが大事だと学びました。
また『リーダーシップに出会う瞬間』で、リーダーになるにはコアとなる願いを握りしめながらヘドロの様な自分の恐れに突っ込んでいく覚悟が必要だと示唆されました。

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